犬の避妊手術のメリット・デメリットをしっかり理解しましょう

愛犬の避妊手術をしてしまえば病気が防げるなどのメッリトがあると同時に、デメリットもあります。
避妊させた方がいいのか、しない方がいいのか飼い主さんは迷うと思います。

避妊手術の適齢期

生後6~7か月が適齢期のようです。
麻酔に耐えられる体力ができ、最初の発情期を迎える前に行うこと。
早いと6か月でヒート(生理)になるワンちゃんもいるので、5か月で予防接種を受ける時などに獣医師さんに相談するなど早めに行動してあげましょう。

メス犬の避妊手術でのメリット

避妊手術をすれば、当然妊娠はできなくなります。
愛犬の避妊手術には賛否両論です。
麻酔のリスクや生まれ持った機能を取るなんて人間のエゴだ。と否定する意見や、病気予防になること、ヒート中のお世話がなくなるから賛成という意見もあります。

望まない妊娠を防ぐ

1回の出産で平均6〜10匹生みます。
もちろん小型犬はそれ以下だったり、それ以上だと、ナポリタン・マスティフが24匹生んだというギネス記録もあります。
飼い主さんは責任をもって育ててあげる、あるいは、里親探しをしてあげなくてはいけません。

病気のリスク軽減

避妊手術をすることで、メス特有の病気の予防につながると言われています。

子宮の病気(子宮蓄膿症)

外部から細菌が入りこんで、子宮内に膿が溜まる病気です。
悪化すると子宮が破裂し全身に膿が回ってしまって死に至ることも。
シニア期にそんなことになったら、体力もなく麻酔に耐えられなくなってなってしまっては、大変です。

卵巣の病気(卵巣がんなど)

昔は卵巣摘出術が主流でしたが、卵巣は小さい臓器であるため、卵巣を取り残してしまうことも多く、完璧な避妊にならないことが問題になったようです。
子宮も取ってしまえば妊娠することはないので今は、日本の動物病院で実施されている避妊手術のほとんどが、両方を摘出する卵巣子宮摘出術なのです。

乳腺の腫瘍(乳がんなど)

メス犬では最も多い腫瘍で、50%が悪性と言われていて、悪性の場合は肺転移などを起こし亡くなる事もあります。
避妊手術を最初の発情前に行うことで、乳がんの発生を99.95%という100%に近い確率で防ぐことができます。

発情期のストレスから解放

年2回あるメスの発情期(年1回の犬種もいる)は、平均して10日間ほど続きます。
発情期間中のメス犬は「落ち着かない」「食欲がない」「不安そう」「オスの近くへ行きたがる」など飼い主さんが驚く、ショックを受けるほど普段と違った様子を見せる子もいます。

そんな発情のわずらわしさを解消できます。

ヒート中(生理)ノントラブル

発情期の前に8日間ほど出血が見られます。
ワンちゃんが舐めてキレイにする子もいますが、飼い主さんが頻繁に拭き取ってあげたり清潔にしてあげることが必要です。
外へ出かける際は、フェロモンを嗅ぎ付けてくるオスから守るために生理用品を身に付けてあげた方がいいでしょう。

犬の避妊手術の流れ

事前検査→手術前に麻酔に耐えられるか身体検査、血液検査やレントゲン検査をすることもあります。

手術当日→全身麻酔なので、絶食させます。
術後→半日~1日あればお家に帰れます。エリザベスカラーをし、傷口を舐めないようにします。ご飯の量も減らすなど、嘔吐や突然の体調変化に対応できるようにそばにいてあげましょう。

避妊手術費用

術前検査や術式、入院の有無でも金額は異なりますが、だいたい4万円~となるでしょう。
傷口を小さく回復の早い腹腔鏡手術にすると更に高額になります。

※ペット保険に加入しても、病気ではないので避妊手術は保険は適応されません。

犬の避妊手術のリスク

 

全身麻酔

10万頭に1頭の割合と確率は以前より減りましたが、100%安心とは、言えません。
心肺機能に難がある場合、呼吸器系に疾患を抱えている場合、麻酔により呼吸困難になる事も…
短頭種(パグ、フレンチブルドッグ、ボストンテリア、シーズーなど)は、麻酔の危険度が高まるようです。

術後の合併症

犬の避妊手術後の合併症でもっとも多いのが、傷口をなめてしまうことで、ばい菌が入り塞がりにくくなってしまったり、化膿や炎症が起きてしまうことです。

太りやすくなる

犬の避妊手術を行うことで、基礎代謝が下がるので、手術前の食事量と同じ量を与えると、太ってしまうことがあります。
肥満体にならないよう管理が必要です。

まとめ

避妊手術をしても、しなくてもどちらにせよメリットとデメリットはあります。
どうしてあげることが1番ワンちゃんが幸せなのか?決断をするには、たくさん悩むと思います。
知識を身に付け避妊手術に挑む、もしくは、避妊はせず適切な対処を取れる飼い主さんでありたいですね。